実技訓練レポート

  • 2015/6/18

    【NZ】「ファーストソロを終えて」 6期生 黒田伊織さん

    教官と満面の笑顔で握手!

    教官と満面の笑顔で握手!

    本コースに入学してから約二年。自分にとって人生初の単独飛行、”ファーストソロ”をニュージーランドの空で果たしました。ほんの小さな一歩ではありますが、小さい頃からの憧れであるエアラインパイロットに近づいたと今は胸を張って言うことが出来ます。
     これまで幾度となく難関にぶつかってきました。数多くの学科試験、航空身体検査、フライトレッスン。自分は決して優秀ではありません。それらを乗り越えることが出来たのは、何よりも同期の仲間の存在があったからです。
     入学してすぐに啐啄寮での寮生活が始まり、これまで同期の仲間同士、お互いの成長を見続けてきました。それぞれに個性があって、笑いの絶えないメンバーです。分からないことがあれば、隣の部屋にいる仲間にすぐに聞きに行けます。また、食事の時間でも登下校の時間でも、いつでも気楽にコミュニケーションをとることが出来る環境です。そのおかげで、お互いに抜けている個所を補い合い、悩みがあれば相談できる。本コースの寮生活の良さを今でも感じています。
     ソロフライトというものは、文字通り自分一人の力で航空機の機体をコントロールすることです。そしてまた、これまで勉強してきたこと全てを活かす場でもあります。今まで互いに支え合ってきた同期たちのファーストソロを見届けるのは、何とも言えない感動と喜びがありました。自分の場合、ちょうど天候に恵まれず、ファーストソロの1レッスンのために5回キャンセルになるなど、もどかしい気持ちが続いた期間もありました。しかしそのおかげで、準備のために多くの時間を費やすことが出来ました。いざファーストソロを迎えた時のイメージトレーニング、ATCとの様々な状況でのコミュニケーション、緊急事態に遭遇した場合の対処など、そしてその練習もまた、同期の仲間たちが付き合ってくれました。
     憧れのファーストソロを終え、地上で自分を待っていてくれたのは、いつもの同期たちの、いつもの笑顔とおめでとうという言葉でした。自分たちにはもったいないくらいの存在である教授の先生も笑顔で迎えて下さいました。ほっとした気持ちと同時に、多くの乗客を乗せて空を飛ぶパイロットの姿が頭の中に浮かびました。ここからが夢のエアラインパイロットへのまた新たなスタートです。まだ何も終わったわけではありません。
     どんなことにも感謝の気持ちを忘れず、かけがえのない仲間を大切に、今後の訓練に精一杯挑んでいく所存です。
    ありがとうございました。

    2015年2月7日 黒田伊織